昔の映画紹介 「華氏451度」1966年、フランソワ・トリュフォー監督
- 2013/04/25
- 02:48
舞台は、情報が全てテレビやラジオによる画像や音声のものばかりの社会。
そこでは本の所有が禁止されており、発見された場合はただちに「ファイアマン」
と呼ばれる機関が出動して焼却し、所有者は逮捕されることになっていた。
理由は、本によって有害な情報が善良な市民にもたらされ、
社会の秩序と安寧が損なわれることを防ぐためだとされていた・・・
密告が奨励され、市民が相互監視する社会が形成されていた・・・
表面上は穏やかな社会が築かれていたが、その結果、
人々は思考力と記憶力を失い、わずか数年前のできごとさえ
曖昧な形でしか覚えることができない愚民になっていた。
そのファイアマンの一人であるガイ・モンターグ(Guy Montag)は、当初は模範的な隊員だったが、
ある日クラリスという女性と知り合い、彼女との交友を通じて、それまでの自分の所業に疑問を感じ始めた。
ガイは仕事の現場で拾った数々の本を読み始め、社会への疑問が高まっていく。
そして、ガイは追われる身となっていく・・・
華氏とは欧米で使われる温度の単位表示で日本では摂氏を使っている・・・
華氏451度とは紙が燃えはじめる温度なのね・・・
というわけで、多分この映画がヒントになっているかもしれない
「図書館戦争」は、今週末から公開どえ~す。