今頃映画感想 「脳男」
- 2013/03/15
- 04:32
あんまし期待しないで観たら、結構おもろいので驚いた～
祖父の莫大な遺産を受け継いで悪人を始末するのが使命だと思い込む青年と
親の遺産を受け継いでゲーム感覚で殺戮を繰りかえす少女との息づまる戦い・・・・
「バットマン」テイストの「ダークマン」＋「レインマン」みたいな映画どえす。
海外で公開するなら「ブレインマン」とかタイトルつけてみてはどうかな
最近、世間を騒がしている連続爆破魔（二階堂ふみ）の次の犯行方法を予言した占い師が
爆弾魔に拉致され、自らを爆弾人間として路線バスに搭乗させられるハメになってしまった・・・
成り行きを見つめる二階堂ちゃん・・・
たまたま、このバスに乗りそこねたため助かった松雪女医・・・・
捜査班は、爆弾に使用された針金の切断面から検出した微量の金属から特殊な工具を割り出し
製造元の顧客リストから犯人のアジトと思われる建物を割り出す・・・
一方、その頃・・・そのアジトでは生田君が犯人抹殺に来ていたが、刑事の乱入により
２人組に逃げられてしまった上に爆弾犯として逮捕されてしまう・・
ソバージュ刑事 「お前！ 名前は！？」
生田くん 「鈴木一郎です」
精神鑑定の為、松雪女医の病院へ護送されたが
二階堂ちゃんの手下が変装して潜入し盗聴器などを仕掛ける・・・
生田君を、うそ発見器にかけて色々と質問する女医・・・
女医 「マスとか、かくの？」
おい、おい・・・
「はい、かきます」
「私とセックスしたい？」
おい、おい・・・
女医 「私とセックスしたい？」
おい、おい・・・・
コ・・・コントか・・・
しばらくして
生田君について何か知っていそうな老医師の論文を見つけた松雪女医は
ミニクーパーに乗り富山県くんだりまで出向く・・・
不気味に尾行する女爆弾魔２人組の黒いアウディーＴＴクーペ
老医師（れんじさん）に生田君の事を聞くと、驚きの過去がわかった・・・
生田君は、並みはづれた記憶力を持ち、見たものは何でも記憶してしまうという・・・
両親は、ひき逃げにあい２人とも他界しており富豪の祖父（夏八木さん）に引き取られる事になったとか・・
そこでコーチを付けられ肉体を鍛える事や、悪人を始末する訓練を受ける事になる。
青年になった生田君は、ある夜
強盗に祖父が殺される現場を目撃する・・・最後の息をふりしぼり
祖父が叫ぶ 「そいつを殺せ！」
その時、彼の中の何かが芽生え犯人を一撃で、しめ殺す・・・
その後、祖父の莫大な遺産と共に彼は忽然と姿を消す・・・
数年後、彼の両親を殺した男や数々の犯罪者の他殺体が発見されるようになる・・・
回想後・・・
ある日の護送中、爆弾娘２人組みがバイクで生田君を襲いに来た・・・
パトカーの前に立ちはだかる２人組・・・
パイプ爆弾を取り付けたボウガンを、放つ・・・
派手に爆発するパトカー
負傷した警官を人質にする娘達・・・
「早く出てこないと、このオマワリが死ぬよ！」
どこかで手に入れたクリップをほぐして手錠をはずし
同行の刑事の拳銃を奪うと二階堂ちゃんに向けて撃ち込んだが・・・
手下の娘が自分の体でブロックしてしまった・・・
二階堂ちゃんは瀕死の手下を置いて、とっととバイクで逃走する・・・
ついでに生田君も、どこかに消え去る。
間もなく大量のパイプ爆弾を制作した二階堂ちゃんは、松雪女医の病院を占拠
いたるところで爆発がおこる
女医の舌を切ろうとした時・・・ 二階堂ちゃんは、末期ガンの症状が出て吐血！
処刑を中止して黒いアウディーで女医を人質にし地下駐車場から脱出する事にしたが
その目前に生田君が現れる・・・
壮絶な人間対車(アウディＴＴクーペ）の対決・・・ いくらなんでも死ぬと思いますけど・・・
その後は、丸坊主マニアの薄ら寒いエピソードがあるのだが
続編もありそうな雰囲気で終わる～
観た後の謎１・・・どうしてソバージュ刑事は、地下駐車場で生田君を逮捕しなかったのだろう・・・
弾も無くなり素手では勝てそうもないからかな・・・
謎２・・・生田君は金はあるはずだが乗り物は乗らないのかな・・・・
エンドロールのキングクリムゾンの歌がステキどえす。
まだ観てない方は、ぜし観てみてはどうでせう。
補足１・・・映画「ダークマン」とは・・・
無痛症の研究をしている主人公は、ある手術により人工的に人間を無痛状態にする実験に成功する
そんな中、街のマフィアとのトラブルから全身やけどを負い生死をさまよう
あまりの痛みに自分に例の実験段階の体を無痛にする手術をほどこす。
回復した主人公は、自らをダークマンと名乗りマフィアへの復讐をはじめる・・・
補足２・・・
発症の原因は遺伝子の異常であることが突き止められているが、原因遺伝子の特定にまでは至っておらず、
根本的な治療方法も今のところ無いのが現状である。
また、患者数が少なく認知度も低いⅣ型に分類される先天性無痛無汗症は、最初の患者が
日本で発見されており、他の型も含めて患者の割合は日本人が最も多い。
各型に共通している症状は痛覚の欠如である。即ち患者は痛みを感じることができないので、対症療法も含めて治療法は確立には至っていない。
補足３・・・
サバン症候群
その天才的な能力を持つにもかかわらず、通常の学習能力は普通である彼を
「idiot savant」（イディオ・サヴァン=賢い白痴【仏語】）と名付けた。
ただし、彼が自閉症の診断基準を満たしている記述は論文には存在しない。
論文上には「他の学習能力は通常である」と記載があるのみである。
後に"idiot"が差別的な意味を持っていることから、「サヴァン症候群」と改められた。
