おマンガ 「続・新劇の巨人」 ・・・１３
- 2015/01/27
- 01:27
テレパシーの声
「お前達も、あの女の仲間かね？」
銀髪の男
「まあそんなとこだ
それより、お前は何なんだ？
何故、人間の言葉がわかる？」
テレパシーの声
「ふふふ・・・これでも一応人間なんだがね
まあ未来人とでも呼んでくれたまえ」
銀髪の男
「なんだって・・・？」
テレパシーの声
「もともとは、私の数世代前の先祖の政治家が
とある男に 世界が燃え尽きる日作戦 という
途方もない計画を依頼したんだがね・・・」
テレパシーの声
「その男の組織で５年の歳月をかけ
巨大生物を開発した・・・それで世界主要都市を破壊し
国連に巨大生物への核攻撃を持ちかける・・・
見事作戦は成功し世界は燃え尽きた・・・」
テレパシーの声
「その後、その男に伝説の女盗賊を秘書として潜入させ
巨大生物のデーターの隠滅と
男の口封じを依頼していたのだが
まさか宇宙へ逃げるとは思わなんだな・・・」
テレパシーの声
「それから数世代経ち・・・女も、もう死んだものと思っていたが
なんと先日、その女から連絡がきたのだ・・・
どうやら 世界が燃え尽きた日 から半年ほどしか
経ってないとでも思っているようだった・・・」
ドッカァァ～～～ン！！
ゴゴゴゴゴゴォォォ・・・・
テレパシーの声
「そこで、機械の音声で、この場所の座標を知らせた・・・」
美人秘書
「もしもし・・・今、到着しました
依頼どおりデーターも男も船ごと吹き飛ばしました・・・」
機械の声
「ゴクロウサマデス・・・ホウシュウヲ
トリニキテキダサイ・・・」
カシャ！ シャキ～ン！
美人秘書
「どうも怪しいわね・・・」
ブョヨヨヨヨヨ～～ン ブョヨヨヨヨヨ～～ン
機械の声
「ヨウコソ・・・イリグチハ・・・コチラデス・・・」
美人秘書
「ちょっと～大丈夫なの～？」
ガッシャ～～ン！
美人秘書
「ちっ！ 何なの！ このバケモノは！？」
バキュ～～ン！ バキュ～～～ン！ バキュ～～ン！ カシャ！
未来人
「フォッ フォッ フォ・・・」
ピカッ～～！
美人秘書
「ああ～・・・何か変な気分に・・・」
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テレパシーの声
「世界が燃え尽きたあと、放射能濃度が低下したら
シェルターから出て新しい国家を構築するはずだったが
放射能の影響でDNAが変質し数世代後には
こんな体の人間しか生まれなくなってしまった・・・
誤算だったのは、テロメアを細工した巨人どもは
１年ほどで死滅したのだが巨大動物は寿命を迎える前に
大量に繁殖してしまう事だった
しかし、皮肉なことに宇宙を旅していたおかげで
放射能に汚染されていない
しなやかな人間の女を手に入れる事ができた・・・
これからは、あの女とお前たちで子づくりをして
ふたたび人間の社会を作ってもらうぞ」
銀髪の男
「あんたらは、狂っている・・・・」
カシャ！
つづく・・・↓
