米軍の新兵器「サイボーグ兵士」
- 2016/01/23
- 01:01
脳とコンピューターを繋ぐチップを頭に埋め込み、前線の兵士を
「サイボーグ」に変える技術を、米軍が開発中だ。
このインターフェイスは、米国防総省の研究機関である
国防高等研究計画局(DARPA)が開発に取り組んでいる。
チップを通じて脳細胞とコンピューターを接続できれば
「人間の脳と最新電子機器の間に伝達経路を開くことができる」と、
DARPAは説明する。
これで、チップを移植した人の脳に外からデジタル音声や
デジタル映像を送るアプリケーションの開発が可能になる。
しかしそのためには、脳科学、生物工学、省電力技術、医療機器等の
各分野で、画期的なイノベーションが必要だとDARPAは語っている。
DARPAが最初に製造するデバイスは軍事用になるだろう。
しかしそうした技術はしばしば、民間転用され社会に革命的な変化を
起こしてきた。
GPS(全地球測位システム)や音声通訳システム、インターネットはそのほんの一例だ。
人間をサイボーグ化することには論議もあるが、その善悪の分かれ目は使われ方次第だろう。NESDプログラムは、オバマ大統領が推進する脳機能障害を治療する研究の一環でもある。
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