イベント感想記 新文芸坐×アニメスタイル Vol.114 押井守映画祭2019 第三夜
- 2019/05/03
- 01:03
新文芸坐×アニメスタイル Vol.114
押井守映画祭2019 第三夜〈ガルム&アヴァロン&立喰師〉編
2019/4/27 22時半~5時半
1・・・トークショー
ガルムウォーズの話
・元々は、20年ほど前の映像バブルのころの発想で
当時は資金を出してくれる企業も多く数億円投資してもらい
世界中をロケハンして回ったり、高価な衣装を制作してスーツアクターを
使って借りたスタジオに造ったセットでアクション撮影をしてみた話
・その後、企画は頓挫したが数年後に観たキャメロン監督の「アバター」で
自分がやろうと思っていた実写とCGの融合などの事柄すべてを
映像にされていて、くやしい思いをした話
・その後、カナダで映画を制作すると半額を補助してくれるシステムを知り
配給会社も決めないままカナダで制作しはじめたが
補助金は映画完成後にしか受け取れないので
結局、最初は全額自腹で制作するしかなく
金の工面に苦労した話
・撮影にはロケ地や役者やスタッフにいたるまで現地人を起用する条件があり
さらに苦労したため髪の毛が抜け落ち帽子がないと生活できない体になってしまった話
・金がないのでロケ先の宿泊は、もっぱらオバケが出そうなモーテルばかりだった話
・主演女優が肺炎になりかけていた話
・そんな中、嬉しかったのは現地スタッフに作ってもらった実物大の戦車で
外装は硬質なプラスチック的なもので作られていたので
役者が数人乗っても壊れなかったうえ無線で操縦もできた・・・
撮影後、日本に持ち帰りたかったが輸送費が莫大にかかるのが
わかったので、あきらめた話
・完成してからも劇場公開のめどが立たず困っていたところ
仲間が鈴木敏夫プロデューサーにたのみこんで劇場公開できた話
・この映画の音楽は、非常に素晴らしいのにサントラ盤が出ていないのが
非常に残念でならない・・・出たら自分も欲しい の話
2・アヴァロンの話
・カラーで撮影したものを奥行きのあるセピアカラーふうの画像に
変更するのに相当手間と時間をかけた話
・ポーランドのスタッフや役者の上手さに感動した話
・ポーランドで映画を撮れば日本のヘボい監督でも良い作品が撮れる話
3・立喰師列伝の話
・『立喰師列伝』ヴェネチア国際映画祭正式招 - 立喰師列伝/立ち喰い ...
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・ヴェネチア国際映画祭で上映したときに、昭和日本の戦後史のドキュメンタリーアニメと
勘違いされドキュメンタリー賞を取りそうになったが、途中でパロディーアニメだと
審査員側に気がつかれてしまった話
・出演者の9割は、押井監督の友人や知人に出てもらいギャラはロケ弁だけ渡した話
・本作は写真コラージュアニメなので数万枚におよぶデジタル写真を
切り抜き貼り付ける作業が膨大だった話
・声優の山寺氏に、ほとんどのナレーションなどをやってもらったので
莫大なギャラを払った話
・監督の娘も出ている話
と、聞いても、どの場面に出ているのかくらい聞かないと
どの女子が、それなのかわからない~・・・
帰宅後、押井守 娘 で検索したが、それらしい画像が出ない・・
激中出てきた女子キャラを、思い出してみると・・・
1・フラフープで腹が爆発する女子
2・牛丼屋の女子店員
3・にせキャンディーズの女子
の、どれかなのか・・・謎である
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