演劇感想記 東京ギロティン倶楽部 第二回公演「幸福論」
- 2015/11/26
- 01:01
都庁近くの劇場であるが
核シェルターも、かねているのか
やたらに深いところにある・・・
多分、地下３階に相当する長い階段を下りると
ひざが久しぶりに痛む・・・
たどりついた狭いフロアは、蒸し暑いので
開場近くまで近所のコンビニに行く・・・
開場１０分くらい前に戻ったが
どうやら当日券は、まだ売っているようだった・・・
なぜなら、うしろのほうの席は結構、空きがあった。
驚くのは、開演５分前から黒人俳優が出てきて
ひとり芝居を、はじめた・・・
この人は、ラスト近くで重要な役回りをしている。
鳥居さんは、夫と息子と娘と祖母の５人で
つつましく暮らしている一見、平凡な家族だが
いくつものアクシデントにより徐々に家庭が崩壊していく・・・
ある日、鳥居さんがスーパーのバイトに行くと店長が
娘の友達の母親を万引きで取り調べていた・・・
その後日、スーパーの事務所に行くと
店長と娘の友達の母親が、まぐわっていた・・・
一方その頃、息子は路上コンサートをする
あやしい男と知り合い、この男の手伝いで
麻薬の運び屋を始める・・・
さらに、その頃・・・娘は、路上でニセ上川たかやふうの男に
スカウトされる・・・
どうやら芸能関係の人らしいが
実は、ＪＫ風俗店ヌリヌリクラブの社長だった・・・
そして、そのＪＫ風俗店の上階の店に出入りする
父の姿を目撃する娘・・・
こっそり尾行すると、何とＳＭクラブであり
ニセツチヤアンナふうＳＭ嬢とボンテージ姿の父のプレイを見てしまう・・・
ある日、鳥居さんが帰宅すると祖母が新聞紙を細く切って
食べていた・・・痴呆老人問題にも言及する・・・
しかし、終盤に何と祖母は５年前に亡くなっており
今まで出ていた祖母は、幽霊でることに気がつく・・・
Ｍナイト・シャマランである・・・
ある日、息子がヌリヌリクラブへ行き個室で待っていると
なんと妹が来た・・・もめているうちにショータイムが始まってしまう
なかなか楽しいショーである・・・
その店では、何と妹が５０代の無職中年と交際していると判明する。
よくある風景である・・・
一方その頃、鳥居さんは家族歌合戦の練習をするため
カラオケマシーンを通販で買うが金額を一桁間違えて３００万円の品を
買ってしまった・・・
金を捻出するためスーパーの事務所の金をチョロまかすところを
店長に発見され、もみあううちに店長を、ぶち殺してしまう・・・
よくある風景である・・・
その後、息子は運びやの仕事を辞めるむねをニセハマショーに
相談すが最後の仕事をやれば開放してやると言われ
とある外国へ飛び立つ・・・
しばらくして娘が無職５０代男の子を妊娠している事が
発覚する・・・おろすように娘に言う鳥居さん・・・
「ゴミの子供はゴミにしかならないのよ」と名言を吐く・・・
そのとき息子から電話があり、テレビを見るよう懇願される
その番組には、アイシルに捕まり処刑寸前の息子の姿が・・・
パニック状態の家族をよそに処刑が開始され
画面が暗くなると何発もの銃声が響く・・・
「ずいぶん弾を、ぶちこむものだな・・・」と
思っていると画面が明るくなる・・・
横たわる息子とテロ犯達・・
そこへ迷彩服で現れるオープニングの黒人・・・
どうやら、この人は救出に来た軍人だった。
息子も気絶しているだけで助かったようだった・・
それから１年ほど過ぎ
息子も戻り、家族には
娘が生んだ赤ちゃんと
居候の５０代男が増え
家族団らんの日々・・・
そして冷凍庫には、店長の首が
ころがっていた・・・
この続きは、ＤＶＤなどでご覧ください・・・
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終演後のトークシューでは、ＤＶＤ発売のお知らせと
父役のニセカタギリさんが、梅垣さんのショーのパロディーをやったとき
鼻の穴に入れた豆が取れなくなって後半は
鼻声だった事を明かす・・・
ほんの一部分しか紹介できなかったが、ＤＶＤが出たら観てみては
いかがでしょうか・・・
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