沈んだ潜水艦空母「伊402」長崎で発見か・・・
- 2015/08/15
- 01:01
太平洋戦争中に開発され、戦後、アメリカ軍によって沈められた
当時、世界最大級の潜水艦空母「伊402」とみられる物体が
長崎県沖の海底で発見された・・・
「伊四○○型は『米西岸及び米東岸において、通商破壊戦と
潜水艦搭載機による要地爆撃を実施する艦』として計画された。
この構想は開戦後に米本土に直接脅威を与えうるものとして
山本五十六連合艦隊司令長官が強く実施を希望されて
整備が決定したが、戦況の悪化もあり
完成したのは3隻(艦名・伊400、伊401、伊402)にとどまった」
「潜航時排水量が6,560トンとドイツの長距離型のIXC型潜水艦の
5倍以上、米の艦隊型潜水艦『ガトー』級の約2.7倍に達する
大型艦でありながら、潜没秒時(50秒)がこれらの艦と
大差ないかむしろ短いなど、当時の潜水艦として
平均かそれ以上の性能と有力な攻撃力を持っていた。
さらに大型の攻撃機・晴嵐3機を搭載可能な航空機運用能力と、
米東岸での長期作戦実施可能な37,500カイリ
(独艦は13,450カイリ、米艦は12,000カイリ+)という
長大な航続力を持たせたのが最大の特徴
当初の計画されたパナマ運河攻撃作戦は、’45年6月に
米機動部隊が集結するウルシー環礁攻撃の『嵐』作戦へと変更され
伊400と伊401は同年7月23日にウルシーへ向け、大湊を出航。
しかし、作戦が終戦により中止となり、8月16日に
「即時戦闘行動停止、各艦は作戦行動を取りやめて呉に帰投せよ」
の命令を受けて本土に回航。
米駆逐艦2隻の監視下で横須賀に回航されて8月29日に入航した。
「9月15日に日本海軍の艦籍から除かれて米海軍の手に渡り、
’1946年1月にハワイに回航のうえで各種試験に従事。
その後、6月4日にオアフ島沖で新型魚雷の標的艦として撃沈された。
処分が急がれたのは、ソ連海軍に伊400型を資料として
見学させたくない、という意向が働いたためもあった・・・
「調査後『米海軍で参考になる点は取り入れるべき』とも
提案がなされており、初期の米の巡航ミサイル潜水艦の設計の
大きな参考とされている。
戦後の『おやしお』に始まる自衛隊の潜水艦の設計・建造が
当初より順調に進んだのは、戦時中に培われた潜水艦建造技術に
立脚するものであり、本型の建造は有意義であったと言える」
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昔、OVAで 「紺碧の艦隊」というアニメがあって
何話目かに イ602 という潜水空母が出てくる
話の設定は、テキトーだがメカは良く描けていると思うよ・・・
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